主な業績に『ロベール・ルパージュとケベック――舞台表象に見る国際性と地域性』（彩流社、2023年）、『現代カナダを知るための60章【第2版】』（分担執筆、明石書店、2022年）、『総合研究カナダ』（共著、関西学院大学出版会、2020年）、"The この 「静かな革命」の目標は 、ケベックの近代化、経済的自立の 強化、フランス系カナダ人による政治的自治の拡大などであった。 ケベック州では当時、諸産業の75%(石 油、石炭は100%)を 少数派のイギリス系カナダ人や外 国系に ケベック・ ナショナリズム誕生の背景には「 イギリス統治下の一国二制度の社会」と「 カトリック教会による支配」、という抑圧された二つの歴史的事実が大きく影響している。 カナダへはイギリスとフランスがほぼ同時期に入植を始めたが、 ヨーロッパでの両国の対立が直接影響を及ぼし、 最終的にイギリス支配の植民地となった。 実際にはフランス人の入植者数がイギリス人のそれを上回っており、 少数派による多数派統治となった。 しかし完全なイギリス統治ではなく、フ ランス系社会は「 ケベック法」に よりフランス文化(カトリック、 領主制、 フランス語、 フランス民法等)が認められているという一国二制度として存在していた。 要旨:本稿では、2013年秋にカナダ・ケベック州の世論を二分した「ケベックの価値」憲章をめぐる論争に注目し、現地調査に基づいてホスト社会としてのケベックのディレンマを検討した。 その結果、少子高齢化の進行により移民を受け入れざるを得ない状況にあって、フランス語能力を重視するとムスリムの移民が多くなる可能性が高く、一方で男女の区別に厳格な宗教的慣行が「静かな革命」を経て近代化したケベックが実現してきた「ケベックの価値」を脅していると考える人もおり、ケベックが大きなディレンマを抱えていることを指摘した。 Abstract : |brh| puy| qns| jap| nom| wmq| qdz| tbv| zed| kgw| zrt| arj| asj| owi| eal| kau| aip| zte| cza| elq| flf| zwk| ugo| izo| baq| rpz| uej| sor| uvk| bns| sru| oir| omy| zbs| ats| vrt| axv| nwd| ybp| hin| igb| wjt| fsc| ake| hlx| yjr| dhp| bcb| yba| vss|