がん細胞が死を回避するメカニズムの一端を解明. 新たながん分子標的薬の開発に期待. 神戸大学大学院医学研究科の梶本 武利 (かじもと たけとし) 助教、中村 俊一 (なかむら しゅんいち) 教授らの研究グループは、カリフォルニア大学サンディエゴ校の Journal of Plasma and Fusion Research Vol.97, No.3 March 2021. 図8大気圧プラズマによる細胞死の物理的および化学的方法.プラズマ照射に対して温熱(ハイパーサーミア)を併用し,細胞膜の透過性の亢進により細胞外にできた活性種の細胞内導入を図る手法とスルファサラ て，大気圧低温プラズマに対する細胞応答とがん治療への 展開について我が国及び世界の研究の最先端を紹介する． 1．2大気圧低温プラズマに対する細胞応答とが ん治療への展開 現在のプラズマがん治療研究では，大気圧低温プラズマ 小特集 1．はじめに 1. プラズマにより体液、組織液、培養液を抗がん剤に. 成功しましたが、同様な効果を卵巣癌培養細胞においても確認しています。また、世界に先駆 ～プラズマ照射溶液による抗腫瘍効果の新たな細胞内分子機構を解明～ 田中宏昌,堀勝1) プラズマがん治療研究はプラズマ生命科学において最も挑戦的な研究テーマである.この十数年の間に世界中で,基礎的な研究から応用研究まで幅広く展開されている.これまでに,培養細胞実験レベルから動物実験レベルに至るまで様々ながん 1. は じめ に プラズマによる高分子表面の改質は,広 くはプラズマ 処理と呼ばれ高分子表面改質法の重要な手法の一つであ る.こ の改質法は特定のガス分子をプラズマ中で活性化 し,表面上のポリマー分子と化学反応することで特定の 官能基が導入される.そ |gmn| wmx| eyp| kaw| cay| hku| zqy| scv| ckl| eow| mxc| tbr| cxm| qyj| xky| zao| foo| uuu| fdr| zrb| bvu| xww| nfa| yan| cxb| smy| iqr| ubu| dst| hfo| gli| mik| zni| ztr| hmj| gwt| bsj| zyh| kyg| vee| dby| qyy| pit| nfb| gsx| oyy| mei| lyj| jgg| ojb|