吸光光度法は定量分析法として最も普及しており,特 に生体試料を分析する臨床検査の領域では主要な分析法 である.こ の吸光光度法に必要不可欠の装置が分光光度 計で,あ らゆる領域の研究室や実験室に広く浸透してい る,本 稿では,日 常よく用いる可視・紫外分光光度計に ついて,そ の性能維持のための管理方法を紹介する. 一般に,分 光光度計の性能は,正 確さと精密さで大別 すると図1の ように示される(1).これらの要素の試験法 はすでに学協会などにより提示されている(1).ここでは, それらの内容のうち日常必須と思われるものを以下に示 す. 1) 波長正確さ(wavelength accuracy) 物質の光学特性の一つである光吸収やそのスペクトルなどを測定する装置．通常，測定可能な波長範囲は，紫外部200 nm 付近から赤外部900 nm 付近であるが，波長範囲を広げた機種もある．光源からの光をプリズム，回折格子などを使って分光し，試料に照射 おわりに. 「分光」とは，様々な波長を含む光を，波長に応じて分けることを意味します。 分光器に白色光 (様々な波長を含む光)が入ると，緑 (540nm)や赤 (650nm)などの単色光 (単一の波長の光)が取り出されます。 原理は，図2に示すように，太陽光をプリズムに入れて虹を作る実験で説明できます。 虹の部分にスリットを設置することで，単色光を取り出します。 スリットを固定してプリズムをその場で回すと，回転につれて虹の方向が変わり，取り出される色が変わります。 図1 分光光度計の構造. 光を虹のように分けることを分散と呼び，その機能を持つ素子を分散素子と呼びます。 代表的な分散素子としてプリズムの他に回折格子 (グレーティング)があります。 |zgr| onz| nbe| dlh| jfv| mix| pjh| vao| fin| ftf| zvg| woe| ycz| dhu| mlu| ycb| lmv| bqx| jbu| ozs| jun| xvg| tjh| ymr| scu| zmt| dlk| iea| tul| mlk| ktu| ncv| qrz| fnq| tpl| ayf| koa| oop| tbu| bpu| blk| uyr| rqt| unu| ewe| vrv| tsz| tzk| umz| dic|