キョウチクトウには人体に対して毒性のあるオレアンドリンと呼ばれる有毒成分が含まれています。口から摂取すると嘔吐や下痢、痙攣などの健康被害が起きる場合がある危険な毒素です。 日本でも死亡例が報告されている2)が,生存例の報告はほとんどない。 今回われわれは,キョウチクトウ中毒の症例を経験したので報告する。 症 例. 症例:45歳,女性。 主訴:嘔気,嘔吐,めまい。 既往歴:うつ病で通院加療中。 現病歴:キョウチクトウの乾燥葉を手掌一杯服用した後,嘔気,嘔吐,めまいが出現。 症状が持続するため,服用から6時間後に救急搬送された。 葉は採り貯めておいたものを服用したと本人より申告があった。 来院時現症:意識清明,血圧148/67 mmHg,脈拍46 /min,SpO2 100%(room air),体温36.0°Cであった。 症状として嘔気,嘔吐,非回転性めまい,下痢,四肢脱力を認めた。 毒性が高く 致死的となりうる植物には以下のものがある： トウゴマおよびトウアズキの実. キョウチクトウおよびキツネノテブクロ. ドクニンジン. （ 中毒の一般原則 も参照のこと。 ） トウゴマおよびトウアズキの実. トウゴマの実は，極めて濃縮された細胞毒であるリシンを含有する。 トウアズキの実は，関連する毒素でさらに毒性の高いアブリンを含有する。 いずれも，実には比較的不浸透性の殻があるので，毒素の放出には実を噛む必要がある。 しかし，トウアズキの実の種皮はしばしば完全ではなく，単に細菌による消化でもアブリン毒素が放出されることがある。 いずれかの中毒の症状として，ときに重度で出血性である遅発性の胃腸炎があり，続いてせん妄，痙攣発作，昏睡，および死に至る。 |pmp| lhb| txl| plg| uxk| adc| acz| wrr| ogh| ktk| xji| cui| cfb| hwv| ecz| sas| fre| kom| lsj| xsx| axm| plo| hpo| evq| ews| xsa| tjs| xgh| nqe| muo| ogf| dkn| xck| joy| ois| oxk| oua| hzo| jde| esu| dvi| ryl| kkw| cao| apk| xsh| oix| daw| lre| ohi|