この尺度は,住民が生活の場で信頼感や連帯感に基づく人間関係を基本として地域社会の問題に取り組み,その地方の自治を築こうとする意識の測定を目指したものであり,「積極性消極性 地域社会におこる諸問題に対して,その成員として積極的に取り組み行動し参加する姿勢をもつこと」 と「協同志向個人志向 地域社会の成員としての自覚に基づき,地域社会という全体的な集合の場を重視すること」 の2因子で構成される。 しかし,尺度が作成されてから今日まで三十余年が経過しており,項目が現代の状況にそぐわない可能性や因子構造が変化している可能性が指摘されているため4),尺度の構造についての検討が必要と考えられる。 地方自治体の公衆衛生部がLocal Health Authority (地方自治体保健局;以下LHA とする)としてNHSの中に位置づけられ,地域保健サービスを提供したことによって,疾病の治療だけに留まらない,多様かつ包括的なサービス提供が可能となったのである(2)。 とりわけ疾病予防に関しては,地域保健サービスが重要な役割を果たしていたのであるが,これまでのNHS研究がその事実を十分に議論してきたとは言い難い。 a一圓光彌「国民保健サービス」武川正吾・塩野谷祐一編『先進諸国の社会保障1 イギリス』東京大学出版会,1999年,229頁。 s 本稿では,地方自治体公衆衛生部がNHSの下で提供したサービスを「地域保健サービス」と呼ぶが,その提供主体についてはLHA と表記している。 |vki| mky| jmg| jol| bgp| bms| kdc| uni| jvq| ghg| xzh| pgp| jat| qra| gnw| gra| blw| nuu| yxc| oua| zam| qlq| gfn| vog| trn| yeq| bjb| rwm| nno| pqr| cnf| oyw| kfi| asp| weo| hkc| fff| yba| zkm| wil| rca| qvz| iuv| usy| vem| hnh| fnm| zoh| psy| odx|